第271号 シェラ
シェラへ行った。パナハッチェルから直通バスで約2時間半。道中の高原から見下ろすようなバスからの眺めは美しい。土地は肥沃で家々も綺麗で大きい。土地も人々も町全体が豊かそうなのんびりとした風景が続いてゆく。
シェラはグアテマラで2番目に大きい街だ。正式名はケツァルテナンゴと言うが、現地ではそう呼ばれるのを聞いたことがない。最初に到着する乗合バスのターミナルとそれに隣接する市場の混雑ぶりと混沌さは半端ではないが、それを抜けると綺麗に整備された地方都市の趣がある。
グアテマラの他の地ではかなり一般的であるトゥクトゥクと呼ばれる三輪タクシーが走っていない。その代わり、ミニバスが縦横無尽に走り回っていて移動に苦労はしない。しかも一率1.5ケツァル(約20円)という安さだ。
しかし、これといった名所があるわけでもなく最近は滅多に行くことはない。今回は、一昨年と同じく、頼まれていた音楽のCDを探しに行った。海賊版はあちこちで安く売られているが、オリジナル番はグアテマラシティとシェラにしかないらしい。しかも店の数もシェラに2店、グアテマラシティに2店だけだという。今回は探し物が見つかり、安心してチニートという店で焼きそばまがいを食べそのまま引き返した。今日も多いに疲れた。
シェラにはこれといった名所は何もないと書いたが、シェラからスニルという町に行く途中に温泉街がある。以前は風呂が恋しくなるとよくそこに行ったが、近年はご無沙汰だ。今回は時間があったので、そこに行って体を休めればよかった、とは後の後悔である。ゆっくり体を湯につけられるというだけで,日本人旅行者には好評の場だ。
バスターミナル裏の市場の風景
シェラの町並みの一部
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