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2017年5月13日 (土)

第264号 マゲイの季節

写真は、コツァルの市場の横の坂道での光景だ。長さ50センチ程度のマゲイ(リュウゼツラン)の繊維の束を肩にかけた女性が、器用に繊維を繋ぎながら糸を伸ばしていく。一方では他の女性がグルグルと繋がった繊維を機械で回している。もう一人女性が紐を引っ張っているのだが、この人の役割は何かよくわからない。が、とにかく、一人が繊維をつなぎ、もう一人がそれをうまく回しながらよりこんでいくことで、見る見るうちにマゲイの紐ができあがっていく。こんな光景をコツァルのあちこちで見かけた。端と端は50m以上に及ぶこともある。ほとんど全ては、この紐をより合わせたハンモックに変わるのだそうだ。ペドロの家にもこのマゲイのハンモックが二つかかっていた。
マゲイとはリュウゼツランのことで、その強い強い繊維を利用していろいろなものに加工されていたようだ。メキシコ南部での栽培が盛んで、化学繊維ができるまでは、用途が広くこれで財をなした人も多かったと聞く。今は昔日の面影はなく、ほそぼそとハンモックや目の荒いバッグになる程度かな。リュウゼツランの葉が紐になる過程は大変なものだと思うが、きっと安値で買い叩かれるのだろうな。
この季節にこの地に来るのは久しぶりなのだが、マゲイをなう光景は何回も見た記憶がある。マゲイの季節と表題に書いたが、別にこの季節に限ったことではないのかもしれない。
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