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2017年5月 5日 (金)

第263号 リシュー

知り合いのリシューが昨年再婚していた。もう6ー7年も前になるだろうか。元ヤクザだった彼女の前夫はヤクザ同士の内紛に巻き込まれ射殺された。その時妊娠していた彼女は心痛が重なり流産した。流産後の体調が優れず、というかかなり悪く、しばらく入院していた。退院はしたが、体調が回復したからではなく経済的理由からだった。その頃の彼女は痩せ細り、いかにも弱々しい感じだった。長くはないのではないかと思ったほどだ。
その彼女がすっかり元気になり再婚した。教会で立派な結婚式もあげたという。表情も明るい。その彼女の夫は今コーヒー摘みの出稼ぎに出かけているという。普段は山に行って、少しばかりの畑を耕したり、マキ作りをしているとのことだ。それだけでは生活できず、出稼ぎに出かけているらしいが、コーヒー摘みの出稼ぎ報酬が絶望的に安いことは何度も聞いている。それでも出かけざるを得ないリシューの夫を思い、リシューのことを思う。多くをとは言わない。日々の食事に困ることなく、将来子供ができた時の教育費くらいの現金収入があり、出稼ぎに出かける必要もなく家族が一緒に生活できる日のくることを望んでやまない。
男も女もこの地では仕事がない。それが問題だ。コツァルでの話である。
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こんな田舎町のどこに?と思うけどマラスと呼ばれるチンピラ集団が複数いたようだ。今はすっかり影を潜めているらしいが、それも軍隊が常駐して睨みを聞かせているからだと言う。マラスは困るけど、軍隊による治安維持にも不安を抱く住民も少なからずいるらしい。

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