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2015年11月12日 (木)

ウイピルは和服と同じ運命か

若いけど、病身のおかあさんの土産物店を継ぎ一人でやりくりをしているノルマにはパナハッチェルに来たら一番にあう。今回も彼女を訪ねた。元気そうで顔が少しふっくらしている。しかし、どうもいつもと何かが違う。服だ、着ている服が違う。彼女はいつも民族衣装であるウイピルと呼ばれる上着とコルテというスカートを履いていた。しかし、今日はジーンズのズボンにTシャツとジャージの上着だ。
土産物屋をしているから、マヤを強調する為にも、何時もジーンズとティシャツというわけにはいかないが、歩くにも走るにも手を上げるにも洗うにも何をするにもこちらの方が便利なんだと彼女はいう。去年までは確か、ウイピルとコルテをべた褒めしていたと思うのだが??
このようにしてグアテマラのあの綺麗な民族衣装も、少しづつ日本の着物と同じ運命を辿って行くのかなと、少しさみしい。着る者にとって大切なのは実用性だとは分かるけど,でも、あちこちの村に行って、皆TシャツにGパンや綿パンだったら、やっぱり寂しい。親から子へと伝えられてきた織物技術もやがては廃ってしまうのだろうか。いつか、手織りのウイピルはハレの日の特別衣と化して、高級店でしか買えない日がくるのかもしれない。
一年ぶりの挨拶を交しながらそんなことを考えた。

写真はパナハッチェルの古着市

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