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2014年1月

2014年1月26日 (日)

第182号 秘書って何だ?

あれは2006年頃だっただろうか。身体障碍者を対象にした施設を見学に行ったことがある。アメリカのある機関の援助で始められたばかりの施設だった。内容はあまり覚えてないのだが、紹介された職員の中に秘書(secretaria)という職種があったのが強く印象に残っている。小さなデイサービスのわずかな職員の中の秘書とは何だととても奇異に感じた。

 その後コデアルテコメンバーを紹介された時にも秘書という名の人がいた。会長・副会長・秘書という役しかなかった。秘書は何をするのか聞いたが、書類の制作整理などという答えだった。しかし、実際は何の役名も付かないペドロがすべてを仕切っており、秘書としての役を秘書が果たしているようには見えなかった。特に用事はなくても、会長と副会長は対外折衝の時に必要なのかなというのは分からぬでもないが、秘書の役割とはいったい何なのかやっぱり理解できない。

 そして昨年、チャフルの知り合いを訪ねた。彼はこれまで市の職員?としてチャフル内外を外回り職員として走り回っていたのだが、今年から事務職に代わっていた。

その職場を訪ねたら、何もないがらんとした、しかし結構広い部屋に彼はいた。そして、その横には秘書という女性が座っていた。この時も秘書の役割について聞いてみた。書類の作成整理だと、コデアルテコで聞いたのと同じ答えが返ってきたが、どうも要領を得ない答えだった。僕たちが話をしてる間秘書君はいかにも手持ちぶたさ気味に部屋を出たり入ったりしながら、どう見てもプライベートな電話を繰り返していた。

 秘書って一体何なんだ。どうもよくわからない。僕がいつも買い物をする店のオウナーである女性は秘書になるための勉強を学生時代にしていたのだそうだ。秘書という職種になりたいという人は多いらしいのだが。

2014年1月19日 (日)

第181号 バスが脇道を走り始めた

ロス・エンクエントロスというバス停車場からグアテマラシティの方向に20分も走っただろうか。突然バスが進まなくなった。見れば長い列ができている。対向車も来ない。交通事故か道路工事か知らぬが、通行止めになっているようだ。別に急ぐ旅でもないし、ま、いいかと思っていたらバスが急に対向車線を走りはじめた。1~2分走ったところに分岐点があり、いつもは通ることのないその分岐点を右にそれた。しばらく走ると、その主要道からまたはずれた小さな道を進み始めた。

 道はだんだん小さくなる。最初は舗装されていた道はいつの間にか未舗装のデコボコ道に代わる。凸凹はだんだん激しくなり、荷物棚の荷物は今にも振り落とされそうに揺れる。道に張り出した木の枝がバスのガラス窓をきしませる。いくらなんでももうこれ以上は進めないのではないかという思いが恐怖心とともによぎる。それは、ほかの乗客も一緒だったようだ。「止めてくれ、俺はもう降りる」と客の誰かが叫んだ。バスは止まり、車掌が下りて前方を確認に走る。何人かの客は荷物を抱えバスを下りてもと来た道を引き返し始めた。帰ってきた車掌が運転手と話している。話の内容はもちろん聞き取れないが、これ以上は前に進めないと判断したのだろう。バスはバックし始めた。しかし、前進もおぼつかないような狭い凸凹の道だ。バックは困難を極める。揺れもひどい。事の成り行きを見守る残った乗客たちの顔も一様に不安視そうだ。

 

 そんなこんなでいったい何時間かかったことだろう。やっとバスはもと来た分岐点にたどり着いた。そのときは、もちろん通行止めは解除されており、車は普通に走り回っていた。昼間だったからまだ心に余裕があったが、あれが夕方ならさぞ焦っていただろうなと思う。あの道を選んだということは、う回路としての知識があったからなのだろうと思うのだが、それにしても、あの時のバスの運転手の行動は理解に苦しむ。

 これほど極端ではないが、バスが迂回路に入りやきもきした経験は何度かある。

2014年1月12日 (日)

第180号 カル(石灰)

 市場でよく白い鉱物の塊を売っている。量り売りだ。これは何?と聞いたら、「カル」との答えが返ってくる。石灰のことだ。石灰といえば日本ではふつう畑の肥料として使うが、ここでもそうなんだろうか。肥料にするのかどうかは聞き損ねたが、どうも主食のトウモロコシを粉にする段階で使うらしい。そこまでは聞き出せたが何故石灰粉なのか、加えたらどうなるのかは、こちらのスペイン語の理解力に問題もあり解らなかった。

 そこでインターネットで調べてみた。「石灰を加えることにより、トウモロコシの粒の薄皮が取れやすくなり、特有の香りを強め、カルシウムの補いにもなります。さらに酸性食品であるトウモロコシに、アルカリ性のカルシウムが中和剤として働き、消化をよくする効果もあります」だそうだ。生活の知恵なんだね。

 なお、かなりの石灰を使用するようであり、カルシウムの過剰摂取による弊害もあるのではないかと思ったが、腎臓機能に障害がある場合を除き、余分なカルシウムは体外に排出されるために問題にはならないのだそうだ。

 初めてグアテマラを訪れた10年前に、ある日本人から「グアテマラ人はトルティージャの食べ過ぎによるカルシウムの過剰摂取で健康問題が多いのだ」と聞いた記憶がある。何故トルティージャを食べたらカルシウムをたくさん摂ることになるのか、という問題とともにトルティージャと健康被害というのも心の片隅で少し心配になっていたのだが、これまで調べた範囲でいえばそう問題にはならないようだ。

 市場で石灰の量り売りの様子を見たことから、何年か抱えていた小さな疑問が解消した。

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2014年1月 5日 (日)

第179号 Tienda 雑貨屋さん

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雑貨屋ってまだあるのかなー。雑貨屋ってなんだろう。食料品も金物も簡単な衣類もその他の日常のこまごましたものはたいていそろう小さな店、という僕のイメージだけどもう街中にはほとんどないねぇ。今風に言えばミニコンビニに似てるけど、少し違う気もするし。

 日本ではあまり見られなくなった雑貨屋だけど、グアテマラにはまだまだ有る有る。どこにいっても、ぐるりと見渡せば雑貨屋が一つは見える。この雑貨屋さんはティエンダと呼ばれる。ティエンダとは店という意味なのだが、グアテマラでただティエンダいえば雑貨屋のことだ。市場やス-パーマーケットなどに比べると少し高いのだが、朝早くから夜遅くまで開いていることや数が多くて利用しやすいこともあり、結構よく利用されているし、僕もする。ちょっとした菓子類や飲み物トイレットペーパーや歯ブラシなどはたいていティエンダで済ませてしまう。どこででも簡単に見つかるのも何とも便利だ。

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