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2012年7月 8日 (日)

第104号 アティトゥラン湖の水位

アティトゥラン湖は世界で一番美しい湖であるという話をどこかで聞いた。世界一かどうかは知らぬが、美しいことは間違いない。この湖とその周辺の村を見るため大勢の観光客が毎年この地を訪れる。世界遺産の街アンティグアとマヤ遺跡で有名なチカルとともにアティトゥラン湖周辺はグアテマラ3大観光地の一つだ。

そのアティトゥラン湖の水位が年々上がっている。それも10センチとか20センチとかの単位ではなく毎年メートル単位で上がっている。去年行くと、一昨年使っていた船着き場ははるか下方に沈んでいた。そして去年の船着き場は、今年はもう見る影もない。昔の遊歩道では、子供たちが泳ぎ回っている。湖の周りの大木が、せりあがってくる水に浸食されてあちこちで倒れている。すみかを離れざるを得なくなった人たちも相当いるだろう。僕がよく利用する、仲良しの土産物屋のおばさんの父親は、以前水辺の土地をたくさん買ったという。「今は全部水の中、もうどうしようもない、情けないよ。国も町も何もしてはくれない」と嘆いていた。

ここ3年間くらいで3mか4mは水位が上がっているのではあるまいか。町の人の話によれば、ここ数年の大洪水の影響でこうなったんだという。水が逃げる場が無いのに毎年大雨が降って、蒸発による水の減少が間に合わぬというのだ。

本当に打つ手はないのか、それとも費用が無いのか、それともやる気がないのか。いずれの可能性も考えられるが、いずれでもあってほしくない。ここを住み処とする人たちにとってはもちろんのこと、グアテマラ全体にとってもことは大変深刻である、と僕は思うのだが、うーん、どうなんだろう。

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