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2012年5月13日 (日)

第96号 留置場

 トドスサントスの中央公園の向かいに質素な建物がある。小さな窓には鉄格子がはめられている。いつもは静かで誰も住んでいる様子はないのだが、ある日人だかりがしていた。鉄格子のなかにも人がおり、外の人と何やら会話をしている。昔、インドで見たマリファナ売り場を思い出した。ここも何かヤバイものでも売っているのだろうか。あくる日はもう誰もいなかった。

スペイン語教師にその話をし、あの建物は何かと尋ねた。なんと、それは留置場だった。捕まった人が、そこに留置されていたのだ。周りの人は、食物を差し入れに来たり、様子見に来たりしていた家族や近所の人だったらしい。捕まったら、食事は家族が運ぶのだそうだ。手渡しで何でも差し入れできるところ、誰でもが自由に捕まった人と会話できるところが、なんともおかしい。のどかと言えばのどかなものだ。

 何日か後、また人だかりがしていた。写真を撮ってもいいかと聞いてみたが、もちろん断られた。

凶悪犯の場合はどうするのかとスペイン語教師に聞いてみた。知らない、というのが答えだった。ここ数年間凶悪事件はゼロだそうだ。

内戦中、軍による虐殺もずいぶんあった村だ。今はもちろん戦争はないが、昔敵対していた人たちも同じ村に住んでいる。なのに凶悪事件は一つもないという。何か不思議な気がした。村内では、自警団が組織され、良く機能していて、犯罪は起こる前に防げるのだそうだ。

留置場   留置人が居る時でも看守がついているわけではない
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